リスクベースドテストはベストプラクティスなのか?

Photo by Peggy_Marco はじめに 「リスクベースドテストをやっている」と言われると、なんとなく安心してしまう——そういう雰囲気はないでしょうか。 ISTQBのFLシラバスにも掲載されているテストアプローチ「リスクベースドテスト」。 その名前からは、「リス…

Markdownでテーブルを扱いやすくするための拡張機能を作った

この記事は「ソフトウェアテスト・QAの小ネタ Advent Calendar 2025」3日目の記事です。 https://qiita.com/advent-calendar/2025/software-testing-koneta はじめに AI Coding Agentによって、人類はマークアップ言語であるMarkdownをよく扱うようになりま…

LLMが導出するテスト観点と向き合うためのフレームワーク

テスト設計コンテストというコンテストのアイデアを練る中で、儚くもボツになった内容を書き残しておきます。 はじめに LLMを活用して、テスト観点*1を導出する場合、短時間で多くの視点を得られる反面、一見整理された文章で出力されるため、その出力が十分…

よいリグレッションテストとは何なのか

リグレッションテストとは ソフトウェアに対して変更を加えたとき、変更を加えていない箇所で期待通りのふるまいとならない事象をリグレッションと呼びます。 リグレッションテストは、このリグレッションを検知し、リスクレベルを低減するためのアプローチ…

AI for Testingについてぼんやりと考えていること(答えはまだない)

はじめに AIすごい。 すごいのですが、AIを活用したソフトウェアテストの生成事例というのは、まだそれほど多くは見かけない気がします。 なお、ここで言うソフトウェアテストとは、リリースにおける判断材料として用いたり、よりユーザに近い視点で要件との…

マネージャー・ハイに陥らないために

今回は、テストと全く関係のない話です。 ちょっとだけマネージャという立場にいた人間が、メンバーという立場に戻って感じていることを書き連ねたものです。 マネージャー・ハイという状態 クライマーズ・ハイという言葉があります。クライマーズ・ハイとは…

不具合報告書のタイトルに使わないようにしている表現について

これは ソフトウェアテストの小ネタ - Qiita Advent Calendar 2024 - Qiita 8日目の記事です。 「がっつり記事を書くほどではないけれど・・・」 と書いてくださっているので、小ネタでハードルを下げてみます。 不具合報告書のタイトル(サマリ)に使わない表…

ISSRE 2024のASTERスペシャルセッションに参加してきました

ISSREとはThe International Symposium on Software Reliability Engineeringのことで、ソフトウェア信頼性工学の国際シンポジウムです。 2024年は35回目の開催でとても歴史を感じるシンポジウムです。 今年は、つくば市のつくば国際会議場 で開催されました…

ソフトウェアテストはQA(品質保証)の手段の一つでしかないと言われるけれど、QAってなぁに?

QA(品質保証)とテストの違いについて述べたコンテンツはたくさんありますが、自分自身の言葉で整理することを目的に記事にしたためました。 なお、QAに関する具体的なアプローチについては触れないため、そういった情報を求めている方は、そっとタブを閉じる…

もしテスト設計コンテストに複数人で出るなら考えること

テスト設計コンテスト2023 OPENクラスにソロで出場した筆者が、 次回もし複数人のチームで出るならどんなことを考慮するかを妄想する記事です。 はじめに バグ出しのコンテストではなく、テスト設計成果物の良さを競うコンテストであるため、 成果物のドキュ…

テストの意図を自然言語で伝えるためのオレオレTestDesignDoc

この記事は、次の記事で紹介されている TestDesignDoc にインスパイヤーされて、 自分だったらどんな大項目を書くだろうかと、思いに耽る記事です。 note.com オリジナルのTestDesignDocとは全く関係のない第三者による妄想記事ですので、批判やコメントはす…

The grass is always greener on the other side. 〜第三者検証テストエンジニアが見た事業会社のリアル〜

第三者検証会社を卒業し、事業会社に入社してから1年とちょっとが経ちました。 事業会社に転職して、果たして本当に芝生は青かったのか?入社して僅かな期間しか経っていませんがふりかえってみたいと思います。 あなたは誰? そういえば、ブログ上で自己紹…

Encraft #13 に参加して感じたこととか

株式会社ナレッジワークさん主催のイベント「Encraft #13 QA Enablement - Insight by QA activity」に参加してきました。 自組織の課題と照らし合わせて、様々な気づきがあったので、自分用のメモとして記していきます。 knowledgework.connpass.com 登壇者…

テスト設計パターン(仮)を考える会 仕様スニペット001

#テスト設計パターン を考えるための「仕様スニペット」の例を書き下してみたので、みなさんテスト観点なりテストケースなりを考えてみてください! リプでも引用RTでも大丈夫です。週明けまでにいくつかでも集まったら、まとめてみますよ~。…わたしのやり…

RDRAをテスト要求分析に使った話

RDRA2.0をテスト要求分析に活用してみたというお話です。 はじめにおことわりしておきますが実業務で使ったわけではなく、テスト設計コンテストのOPENクラスに出場した際に適用したものです。 RDRA2.0とは RDRA(ラドラ)2.0は、要件定義を行うためのフレーム…

テスト設計におけるLLMとの向き合い方

AIとテストについて議論するとき、次の二つに分類し、どちらの議論をしているのかを最初に明らかにすべきと考えています。 AI for Testing: AI「で」テストする Testing for AI: AI「を」テストする 今回の記事は、前者の「AI for Testing」について書いてい…

テストアーキテクチャとは何なのかが少しだけわかった気がする

先日のテスト設計コンテストで、聴講者の方からよく質問を受けたのがテストアーキテクチャに関する質問でした。 恥ずかしながら、私もテスト設計コンテストに出るまで、テストアーキテクチャが何なのかよくわかっていませんでした。 でも、参加した後の今な…

テスコンに一人で優勝してみた

冒頭から煽るようなタイトルとなってしまいすみません。 タイトルの通り、テスト設計コンテスト2023 OPENクラス(以降、テスコン)に、ソロで出場し、優勝という結果をいただきました。 過去12回の開催のうち、初出場にして一人で優勝したのは初めてのようです…